日本一残酷なインターンに参加してきた②
TURE TECH in 塩尻 に参加してきた話。②(地方創生について)
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塩尻編
私たちが「お遊びインターン」をしていた話を前回書きました。
社員に2日目の夜こってり怒られた後。
夕飯を食べながら大反省会をして、【塩尻】へいざ出発した3日目。
大変だった、とても。ざっと書いておくと、
・ヒアリング時間が恐ろしいほど大量、恐ろしいほどカツカツのスケジュール
(「12時からのAさんの質問リスト考えた?」「いやまだ」
「Aさんが終わったあと移動して30分後にBさんのインタビューだけどそれは?」
「いやまだ・・・」「なんで東京でやってないの?」「スイマセン・・」)
・ヒアリング内容を戦略的に考えないと時間の無駄
(「これってどういう意図で聞くの?」「〇〇のためです」
「それを聞いてあとでどう活用するつもりなの?」「・・・」)
・答えにくい質問をぶつけた瞬間ゲームオーバー
(「ここって〇〇というふうに伺ったんですが本当ですか?」「さあ・・」
「・・(マジカ)(会話広がんねえ)(オワタ)」)
これを日中やり続けて、夕方から深夜まで議論、議論、議論。
あと中間プレゼンが中日にあります。こってり絞られるというオキマリ。
私たちも例外なく詰められ、夕方にプレゼンしたあと
速攻でインタビュー内容を練り、1時間で70人にヒアリングするという怒涛の展開。
つべこべ言わずPDCAを死ぬほど回し続ける。
リアルを知るとはそういうことなのだ、と学べたインターンでもありました。
最終的には市長へのプレゼンを経て、議会の承認が得らえたら事業化に移ります。
他班のなかで現在実行中のPJもあります。それもこのインターンの醍醐味かな。
(余談:今回のインターンを経て思った地方創生のあれこれ)
地方創生や地域活性の取り組みの中で、
私が常にバイブルにしている記事がある。
これは去年のTURE TECH参加者の記事で、
東大生によるWEBメディア
Umeet のアーカイブから引っ張ってきた。
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地方創生って最近ホットワードって言われる。
安倍さんが日本の最重要課題として挙げてから、
多くの注目を集めてきた。
けどね。
行政、特に現場を仕切る市役所レベルのおじさんの、
とりあえず上から言われて「まち・ひと・しごと創生総合戦略」作りました感。
企業の、
「地方のために!!」といいつつ
地方という場所、人、すべてビジネスチャンスとしか
思っていない感。
(高知で最近起業した友達が、"東京人は高知を植民地と思ってる"って言ってた)
ボランティアしたい、地方創生したい~~って学生を
利用してビジネス回してる感。
学生の、
とりあえず「地方創生に興味が…」って言っとけば
就活に有利と思ってる感。
みんななんなの?笑
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地方創生って言葉が私は嫌いで。
同じことを端的に述べているのが、
さっきの記事でした。
このインターンを通じてリアルな「地方」に触れた僕は、
違った意味で「地方創生」という言葉が嫌いです。
それは、この言葉自体が地方を
「創生されるべき、不遇の地域」として
自らを「都会」の対照と固定化するから。
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これに加えていうなら、
地域って本当に「創生」される必要ってあるの?
って話で。
時代って変わるよね。AIやらなにやらで、時代も人も、地域も変わる。
そうしたなかで、
地域だけ「もとにもどる」必要ってある?
私はないと思ってる。
地方創生を語るひとってよく、
「かつてのにぎわいを」とか「昔のような産業活性を」っていうよね?
しつこく言いますが、
なんで地域だけ昔に戻らないといけないのか。
とても疑問です。